地域資源活用ネットワーク形成支援事業
地域ストーリー策定・実証事業
第5回事業推進会議
先進地域視察_広島県広島市
視察先:広島県広島市 経済観光局 観光政策部 観光ビジネス担当
「水の都ひろしまづくりの推進」
- ・広島市は、太田川デルタ上に発達した都市で、現在は、国管轄(太田川放水路、天満川、旧太田川(本川)、
元安川)と県管轄(京橋川、猿候川)が流れている。 - ・水辺の歩行者空間が豊かである
- ・干満差による潮位変化が大きい(最大4m)
- ・古くから川を利用した「雁木(がんぎ)」が残っている
- ・水辺に接する敷地を個性的な水辺景観として活用
- ・平成2年に国、県、市で「水の都整備構想」を策定
- ・平成15年に「水の都ひろしま」構想を策定

「水の都ひろしま」構想の内容
【目的】
- ①水辺などにおける都市の楽しみ方の創出
- ②都市観光の主要な舞台づくり
- ③「水の都ひろしま」にふさわしい個性と魅力ある風景づくり
【基本方針】
- ①つかう_市民による水辺の活用
- ②つくる_水辺空間の整備とまちづくりとの一体化
- ③つなぐ_水辺のネットワークと水の都の仕組みづくり

「水の都ひろしま」構想から「水のコリドー(回廊)越谷」が学んだこと
【運営方法】
- ①事業主体が「広島市」
- ②河川法や特例措置など、法令に乗っ取った事業許可申請および運営
- ・河川管理者(国・県)と占有許可⇔河川占用料(県)
- ・公園管理者(市)と設置許可
【利用方法】
- ①公平な利用(民間事業者の選定)
- =出店者選定委員会_出店契約(10年を限度)
- =出店者は、「水の都ひろしま推進協議会」に「河川使用料」「事業協賛金」を支払う
- ②出店条件の明確化(利用区域、公益的施設の設置、清掃、事業協賛金等)
- ・地先利用型(河川緑地に隣接する民有地内の建築物
- ・独立店舗型(上記以外)営業許可(最長10年(約3年ごとに出店条件評価)
- ③水上交通
- ・平和公園と宮島を船で結ぶ「世界遺産航路」_民間事業者
- ・水上から市内を案内する水上タクシー(雁木タクシー)_NPO
- ・航路事業者による「リバークルーズ」 _民間事業者
先進事例視察<広島>(Youtube動画)
広島市プレゼン 11min ダイジェスト版
オープンカフェ(京橋川・元安川)
水上交通(雁木組、世界遺産航路)
マーケティング調査概要_「ペルソナ(対象)」と「磁場(場所)」を見出すための調査
調査目的
- ・本事業のターゲット(ペルソナ)を見出す:越谷市民(約1100サンプル)を対象
- ・本事業の主題の1つである「シビックプライド」の有無とその潜在意識の把握
- ・「越谷」に対する愛着度を性別、年齢別等で分類して把握する
- ・本事業の拠点(地場)として想定する「レイクタウン」地域の潜在価値を見出す
第一次調査概要報告_株式会社インテージより【別資料】
「実証実験」を実施するための考え方の共有
マーケット調査から見えてきたこと
- ・ターゲット(ペルソナ):20~30代の独身男性&女性
- ・メインステージ(地場):越谷市レイクタウン地域
- ・オリジナルストーリー :「水のコリドー(回廊)、越谷」~水辺で“恋”が実るまち~
経験ストーリー案
- ①越谷のオリジナルストーリー「水のコリドー(回廊)」が、カップルを生み、結婚を演出する
- ②「出会い~デート~プロポーズ~結納~結婚式~二次会」というライフフローのなかで、
「越谷地域」ができる経験ストーリーを考える - ③一連のストーリー(出会い、デート、プロポーズ、結納、結婚式、パーティ、宿泊)を経験ストーリー案としながら、どれが“越谷らしい=適しているか“を検証する
- ④さらにターゲット層(ペルソナ)に対する意識調査を行い、一連の「水辺で“恋”が実るまち」の経験ストーリーのうち、何がもっともニーズがあるか、対象ターゲットの人物像をさらに掘り下げた調査を行う
- ⑤実証事業は上記の検討と考え方の共有を持って実施し、地域の関係各所との連携や新たな事業創出の可能性を検証する。
「実証実験」を実施するための資源(案)
【体験】 | 藍染・ひな人形・だるま絵付け・農業・こしがやイチゴ |
【飲食】 | BBQ(厳選肉・東北被災地オイスター・地野菜等) 川魚・ウナギ料理 こしがやイチゴ シャンパン、ワインバー・地ビール等 |
【宿泊】 | キャンピング |
【遊ぶ】 | ヨット・カヌー・Eボート・自転車・散歩等 |
【土産】 | 伝統的手工芸品、こしがやブランド認定品、こしがやイチゴ、 地野菜マルシェ等 |
【見る】 | 籠染め灯籠・(季節:花・花火・阿波踊り・田んぼアート・能楽堂花田苑の桜、紅葉) |